「ふかうら雪人参」の成分
「にんじん」は、野菜のなかでも抗酸化作用のある「カロテン」という色素を多く含んだ野菜です。
「カロテン」は、体内でビタミンAに転換されるとともに、抗酸化作用、抗発癌作用、免疫賦活作用があることが、知られています。「カロテン」には、「αカロテン」と「βカロテン」があり、「αカロテン」は、「βカロテン」よりさらに強い抗酸化作用があることが知られています。
ビタミンAには、視覚の正常化、成長及び生殖作用、感染予防等の生理作用があり、ビタミンAが欠乏する、生殖不能、免疫力の低下、夜盲症、眼球乾燥症、成長停止等が起こることが知られています。
一方、ビタミンAを過剰に取ると、頭痛、吐き気、骨や皮膚の変化等が起こることが知られており、レバーや乳製品、卵など動物性食品やサプリメントで取る場合は、注意が必要です。
この点、緑黄色野菜に多く含まれるカロテンは、ビタミンAが不足すると体内でビタミンAに変化するので、過剰摂取の心配はありません。
野菜の成分を、文部科学省の「五訂増補日本食品標準成分表」で調べてみると、「にんじん」は、「しそ」、「モロヘイヤ」に次いで3番目に多く「カロテン」を含んでおり、「ほうれんそう」や「かぼちゃ」の倍近い量を含んでいます。
特に、抗酸化作用の強い「αカロテン」をずば抜けて多く含んでおり、健康維持にとても優れた食材といえます。
「ふかうら雪人参」にも、もちろん、「カロテン」がたっぷりと含まれています。
そして、「ふかうら雪人参」の特徴である、野菜とは思えないフルーティな品の良い甘さを活かして料理やデザートにお使いいただければ、「にんじん」嫌いのお子様や「にんじん」が苦手な方でも、きっと、おいしく召し上がっていただけると思います。
- ☆ 「カロテン」はオイルと相性がよい! ☆
- カロテンは、油に溶けやすい性質をもっています。 サラダならオイルを使ったドレッシングをかけて、料理なら油いためや肉などと一緒に調理すると、体に吸収されやすくなります。
- ☆ 「にんじん」でビタミンAを補おう! ☆
- ビタミンAは、目や肌の健康、病気への抵抗力などにとても大切な働きしています。 大きさにもよりますが、「にんじん」1本の約4分の1程度の量で1日に必要なビタミンAを取ることができるといわれています。
- ☆ 「にんじん」で活性酸素をやっつけろ! ☆
- 体内の栄養をエネルギーに変えるためには、酸素が必要ですが、体内に吸収された酸素の一部は活性酸素となって、たんぱく質、脂質、DNAを酸化させて体の組織を傷つけ、健康に悪影響を及ぼします。活性酸素は、ガンや心臓病、老化などにも関係しているといわれています。 抗酸化作用とは、活性酸素を取り除く働きのことで、「αカロテン」は「βカロテン」より高い抗酸化作用をもつことが知られており、「にんじん」は、ずば抜けて多く「αカロテン」を含んでいます。 なお、抗酸化作用をもった物質には、カロテンのほかにも、ポリフェノール(ブドウやブルーベリーなど)、セサミン(ゴマ)、サポニン(大豆)、アリシン(にんにく)などがあります。